ドライアイの誤解

コンタクトレンズと縁のない人でも、ドライアイという言葉を知らないという人は少ないと思います。コンタクトレンズやパソコンの普及とともに、ドライアイという言葉の認知度も上がり、テレビや雑誌などでも、ドライアイ対策の特集などが組まれるようになりました。
しかし、ドライアイとは何なのか、本当の意味をきちんと理解し解説できる人は、そう多くはいません。ドライアイを、ただ「目が乾くこと」と勘違いして、自分はドライアイなのではないかと疑っている人が意外に多いようですが、眼科的な意味でのドライアイとは、ただ目が乾くことではありません。
ドライアイとは、目に障害をきたすほどに、涙の量や、質が異常になっている状態のことを指します。
よく聞くのが「コンタクトレンズを付けているから、目が乾いてドライアイになった。」「パソコンを一日中使うから、目が乾いてドライアイになってしまった。」と言うような話です。
もちろん、目が乾きやすい環境にいれば、ドライアイになる確率も高まります。しかし、コンタクトレンズを外せば、あるいはパソコンから離れれば、涙も増えて、目にも特に異常がないという場合は、一時的な乾き目であって、それはドライアイではないのです。
ドライアイは、目が乾きやすい環境にいる状態ではなく、病気の一種です。ですから、眼科でドライアイかどうかを医療用具を使って、はっきりと診断してもらうことも可能です。
テレビや雑誌などでは、「コンタクトレンズやパソコンを使っているとドライアイになる。」といった内容のことが言われています。もちろん、目が乾き続ければ通常よりもドライアイになりやすくはなりますが、ドライアイの人には、コンタクトレンズやパソコンが向いていないと言った方が、より正確かもしれません。
ドライアイは病気ですから、まばたきを多くしたり、目に休息を与えるなどの対策をしても、常に涙の量が少なすぎると感じたら、できるだけ早く眼科で検診を受けましょう。あなたが本当にドライアイになっているとすれば、一般の目薬や民間療法ではなく、きちんとした眼科での治療が必要です。
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