青視症とは?

青視症とは、水晶体によって有害な青色光線がカットされなくなったことにより、青いものが鮮やかに見える症状のことです。主に、白内障の手術などで水晶体を除去した際に起こります。
青色の光は、目の奥にまで届く有害な光です。これが視神経の集まる黄斑部に当たると、網膜にダメージを与えてしまいます。しかし、年齢の高い人の目では、この青色光線は水晶体によって遮られ、目の奥にまでは届きにくくなっています。
これは、加齢と共に水晶体内部に古い細胞が溜まって黄色みを帯び、青色の光を遮るようになるためです。年齢が高くなるほど、青い色の光は水晶体で遮られる傾向が強くなり、有害な光が網膜にまで届かなくなる反面、青い色の鮮やかさを感じにくくなっていきます。
しかし、白内障の手術で水晶体を除去し、眼内レンズを挿入した場合、今まで青色光線を遮っていた水晶体は無くなってしまうので、青色の光は目の奥にまで侵入してくるようになります。そのため、手術以前に比べて青い色が鮮やかに見えるようになります。これが青視症というわけです。
手術後は、急激に青色が鮮やかに見えるようになったために青視症になりますが、その後だんだんと目が慣れていくため、約3ヶ月ほどで、青色を特に意識しないて物を見ることができるようになります。しかし、有害な青色光線が目に侵入してくることには変わりありませんので、太陽光の強い場所に出る時は、サングラスなどを着用して、有害な光をカットする必要があります。
ちなみに、眼内レンズには紫外線などの有害光線をカットするUV加工が施されていますが、青色光線をカットすることはできません。青色光線をカットするには、色のついたレンズを使用しなければならないので、裸眼の状態でも常につけたままになる眼内レンズには、青色光線をカットする機能はつけられないようです。しかし、将来的には青色光線もカットできる眼内レンズが開発される可能性があり、白内障の手術後も青視症になることがなくなるかもしれません。
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