麦粒腫とは?

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、まぶたの縁やまつ毛の毛根にある分泌腺が細菌に感染して、炎症が起きている症状です。この麦粒腫と霰粒腫(さんりゅうしゅ=マイボーム腺炎)は、一般的に「ものもらい」や「めばちこ」といった俗称で呼ばれています。
「目を汚い手でこすったりすると、ものもらいになる。」といったことが広く認知されている通りに、麦粒腫の原因は目のまわりの不衛生です。手についた雑菌などが、何らかの理由で目に入り込み、分泌腺の中で繁殖して炎症を起こすと麦粒腫になります。
麦粒腫になると、まず炎症が起き、その後化膿によって患部が腫れ上がり、痛みを伴います。また、目がごろごろするような違和感と、強いかゆみを感じる場合もあります。放置して症状が悪化すると腫れがさらに進行し、ひどいときには目を中心に十数センチにも渡って腫れ上がります。
女性の場合、アイメイクでまつ毛の毛穴が塞がれ、中に細菌が閉じこめられることで麦粒腫になることがあります。まつ毛の根元は、元から不衛生になりやすい場所なので、メイク前後には充分な洗浄が必要です。
麦粒腫を治療するには、抗生物質が入った点眼薬を使います。軽度の場合には点眼薬で細菌が死滅して改善しますが、化膿がひどい場合には、幹部を切開して膿を出さなくてはならないこともあります。市販の目薬で我慢したり、自分で幹部を切って膿を出すような民間治療の話も聞きますが、再発や症状の悪化につながる場合もありますので、ものもらいだと思ったらまずは眼科に行くようにしましょう。
麦粒腫を予防するには、何を置いても目の衛生を保つことが一番です。コンタクトレンズや、レンズケースの洗浄と殺菌、コンタクトレンズ装用前後の手洗いなどは徹底するようにしましょう。
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