SEALs(SEAL)とは?

SEALs(Superior Epithelial Arcuate Lesions=上部角膜上皮弓状病変)とは、コンタクトレンズが原因で起こる角膜上皮障害の一種です。目に合わないコンタクトレンズの装用や、コンタクトレンズ汚れ、または特定のコンタクトレンズや消毒液を用いたことが原因で起こる、角膜上部に弓のような形で表れる角膜障害のことを、特にSEALsと呼びます。SEALは、またepithelial splittingとも呼ばれます。
SEALsの原因は、上記で述べたように、目に合っていないコンタクトレンズの装用や、コンタクトレンズの汚れです。レンズやレンズに付いた汚れが、上まぶたの圧力で角膜の上部に擦りつけられて、炎症を起こしたり、傷ができて重度の障害に至る場合もあります。
また、特定のコンタクトレンズと消毒液を組み合わせると、SEALsが起こりやすいとも言われています。これは、コンタクトレンズの素材や消毒液の成分の関係で、ソフトコンタクトレンズが硬くなってしまうことが原因のようです。一例としては、シリコンハイドロゲルを材料としたソフトレンズに、塩酸ポリヘキサニド(PHMB)を含む、ある特定の消毒液を組み合わせると起こりやすいとの報告があるようです。
ただし、汚れがついていなくても、レンズの素材や消毒液に問題がなくても、内側に色素がプリントされたカラーコンタクトレンズの場合はSEALsが起こりやすいと言えます。カラーコンタクトレンズの場合、上まぶたの圧力が加わった時に、プリントされた色素が角膜に傷を付けてしまう可能性がありますし、稀にソフトレンズの素材が煮沸消毒の熱で硬化して、SEALsを誘発する例もあるようです。
SEALsは、角膜上部に弓形に障害が出る以外は、他の上皮障害とそれほど症状の違いはありません。他の上皮障害と同じように、軽度であればコンタクトレンズの交換や装用中止で改善することもありますが、重度となれば角膜炎や結膜炎、角膜浸潤などに繋がりますので注意しましょう。
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