染色検査とは?

角膜の異常がないかどうかを調べる際に、目に染色液を入れ、色の変化を見て検査する場合があります。角膜は無色透明の組織なので、傷や潰瘍、感染症による変化などを見逃しやすいという特徴があります。そのため、確実に角膜障害を見つけるためには、障害の起こっている部分に色をつけて観察する方法が適しているのです。
主な染色検査法には、フルオレセイン染色(フルオレセイン検査)と、ローズベンガル染色(ローズベンガル検査)の二つがあります。
フルオレセイン染色
フルオレセイン(fluorescein)という蛍光色素を使って行う染色検査です。フルオレセインを点眼などの方法で目に行き渡らせ、目にコバルトブルーの光を当てます。角膜に傷ができている部分がフルオレセインで染色されると、コバルトブルーの光が当たった時に緑色の光を発します。これにより、傷や潰瘍などの異常を発見することができます。
また、フルオレセインはコンタクトレンズ装用時に涙がきちんと交換されているか、レンズのフィッティングが正常であるかなどを調べる際にも使われます。フルオレセインによる発色が全体的にムラがなく均一に近い場合は、正常ということになります。逆に、ムラができていると涙が均一に行き渡っていなかったり、レンズのカーブが目に合っていない可能性があります。
ローズベンガル染色
ローズベンガル(Rose Bengal)という、食料品にも使われている色素を用いて行う染色検査です。ローズベンガルを点眼して目に行き渡らせると、涙の層の一番内側にある“ムチン層”がはがれている部分が赤く染まります。
ムチン層がなくなると、その部分は涙をつなぎ止めておく力が弱くなり、「眼障害を起こしている」あるいは「起こしやすい状態になっている」「ドライアイになっている」といった疑いがあります。
場合によっては、この二つの染色液の混合液を使って染色検査を行う場合もあります。これらの染色検査を行うことで、透明な角膜に起こっている異常も見逃さずに発見することが可能になっています。
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