Dk値とDk/L値の違い

Dk値とは、そのコンタクトレンズがどれくらい酸素を通すかの評価値の一つです。このDk値に関係したものに、「Dk/L値(Dk/t)」というものがあります。Dk値とDk/Lの違いは、コンタクトレンズの厚さを考慮に入れているかいないかという点にあります。
Dk値で表されるのは、そのコンタクトレンズで使われている素材の酸素透過率です。つまり、レンズの素材がどれくらい酸素を通す材質なのかという点を、一定条件の下で数値化したもので、素材の酸素透過率の差を相対的に比較するために役立ちます。
これに対して、Dk/L値はそのコンタクトレンズの酸素透過率です。コンタクトレンズの酸素透過率は、厚さによって変わります。「Dk/L 」の「L」とはコンタクトレンズの厚さ(平均厚)のことで、素材の透過率をレンズの厚さで割ることにより、レンズが通す酸素透過率を表しています。
例えば、同じ素材を使っているが、平均厚が薄めのAと、Aよりもやや厚いBの二つのコンタクトレンズがあったとします。この二つのコンタクトレンズは、素材が同じなのでDk値は同じです。しかし、厚みが違っているので、より薄いAの方がDk/L値は高いということになります。
したがって、Dk値が同じ(=同じ素材を使っている)レンズ同士でも、Dk/L値が違っていれば酸素透過率も違っくるということになります。
ただし、Dk値やDk/L値を測定する時の条件はメーカーによって異なっており、違う会社の製品同士をDk値やDk/L値で単純に比較しても、あまり意味はありません。最近の製品では、どの製品も高い酸素透過率を実現していますし、酸素透過率が目に危険があるほど低い製品であれば、厚生労働省の認可が下りないので販売されないでしょう。
コンタクトレンズの性能を知る上で一つの基準となる数字ではありますが、過信する必要はありません。逆に、酸素透過率がいくら高くても、それだけでは性能の良いレンズとは言えないのです。
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